京都御所南 Gallery ICHIHARU アートお喋り空間

教養は一流の人脈をつくる。京都のアーティストが超一流の人生から学んだ、実学の教養空間。

「若さ」の価値が大きくなる社会であることに気づこう。

こんにちは。
毬紗です。


次の仕事のために、ある業界をウォッチしています。

まだどの業界かは内緒です。

その場所でつくづく感じるのは、「若さ」の価値が上がってきていること。

「頭のいい若い人」と「古い(古典の教養)」を掛け合わせることで、さらに価値が上がります。

そういう意味で、高学歴のビジネス・エリートが、古典の教養を学ぶのは正しい戦略です。

若い高学歴エリートが、古典の知識を活用して、自分たちのブランディングに利用したことで、教養ブームも追い風を受けました。
おじさんたちがそれに乗っかり、様々な教養書を出していましたね。


高学歴のビジネス・エリートではない人が教養を一生懸命に学んでいると、

「まずは仕事に必要なスキルを上げればいいのに。あの人、仕事から逃げてるよね」

と内心呆れられますから、気をつけましょう。

アート業界に長年いるので断言できますが、教養を学んでも、仕事で成功する役には立ちませんよ。

教養が深いことで、出世したり、成功するのなら、

「普段はサラリーマンや自営業、教員などの仕事をしていて、休日は画家をやっている」

という人たちは、どうなるのでしょうか。

日本画家だけでも、山ほどいます。

皆、文化教養のレベルは、かなり高いです。

収入は、そんなに高くありません。

ビジネス・スキルが低いからです。

ビジネス・スキルを磨くべき時間に、教養を深め、アートに時間を費やしているからです。

視点を変えると、物の見え方は変わりますよね。

教養を磨くのは、こっそり趣味でやりましょう。


若さの話題に戻ります。

「若いから、成功する」

「若いから、注目される」

近年の「若さの価値の急上昇」に気づいていないと、40歳を過ぎて、

「これからは自分のために生きよう!好きなことをしよう!」

と安定した仕事を辞めて、キラキラ・ハンドメイド作家を目指したりします。

危険すぎます。


アートの世界でも、40歳過ぎて求められるものは「経験値」です。

「いきなりでも、売りにくいブースでも、なんでも任せてもらって大丈夫です」な、若い人にはないスキルです。

「どんな条件でも、なんでもやります」な、穴埋めスキルです。

この現実が分かっていないと、

「こんなはずでは。そうか、私の勉強が足りないからだ!」

「悪霊が邪魔しているのかも。お祓いしてもらわなきゃ!」

と、セミナージプシーや、占いジプシーに陥りがちです。


私の世代は「ベビーブーム」で、アラフォーは、アート業界でも余っています。

人口が多いのです。

アラフォーの中で上位20%に入っても、全体の20%に入れるわけではないのです。

全体の競争になった時に、25歳の、なんだかパッとしない作品の作家に、去年までの仕事を持っていかれることも普通にあるわけです。


自分が置かれている状況を、正確に見極めていきましょう。

そのためには、小説やドラマを楽しむだけではなく、ドキュメントやニュースにも関心を持ちましょうね。

「同じような人が余っているなら、何で勝ち抜けるか?」

求められているのは、自分探しの結果の自己満足な作品ではないのです。

戦略を正しく作りましょう。