京都御所南 Gallery ICHIHARU アートお喋り空間

教養は一流の人脈をつくる。京都のアーティストが超一流の人生から学んだ、実学の教養空間。

一流の先生。

こんにちは。
毬紗です。


上の先生にくっついて、なんとか可愛がってもらおうとしている人の作品は、男女問わず弱いです。

力がないのです。

作品から「私は、これで生きている」というような強さが伝わってきません。


ある高名な先生が、

「芸術をする人は、誰にも媚びない、生意気くらいの方がいい」

とおっしゃっていましたが、画廊を始めてから「なるほど、こういうことか」と納得しました。

画廊の仕事をしていると、いろんな作家さんに出会います。

「この人は、ちょっとすごいな」と感じる人は、どんなに若くても、自分で考えて、行動できています。

依存的な人は、年齢がいっていても、話題もすぐに「〜先生が、〜とおっしゃったので」と、他者目線になっていきます。

そういう「ちやほやしてくれる依存的な弟子」に囲まれて喜んでいる先生は、晩年は寂しい活動になられていました。


傲慢になる必要はありませんが、1分、1秒を、自分の作品に使うエネルギーに向けられる人が、最後は本物になっていくのだろうと感じます。

側に先生がいても気にしないで、自分の芸術の世界に入ってしまうくらいで、ちょうどいいのです。

芸術の仕事は、本物を見抜く仕事です。

自分の仕事を作っていくのに時間がかかる、根気のいる仕事でもあります。

誰かのお気に入りになって、引き立ててもらって成功する仕事ではありません。

芸術家同士でも、「あの人は、自分の意見を持っていて生意気だから、嫌いになった」という話は、聞いたことがありません。

「あの人は、自分の考えがなくてつまらない」はあります。

先生の意見に首を傾げても、

「おや、この子はすごい子だな」

と見抜ける先生が、本物の一流の先生です。