京都御所南 Gallery ICHIHARU アートお喋り空間

教養は一流の人脈をつくる。京都のアーティストが超一流の人生から学んだ、実学の教養空間。

お金の勉強プログラム補助記事:セミナー、情報商材、コンサルと、いろいろやってみましたが。

こんにちは。
毬紗です。


アート・コンサルティングの仕事をする前に、世の中の「ビジネスで成功するための相談業」を体験しました。

私は、事業を始める前には、必ず同業者を研究します。

数年間、自分がお客様になって、コンサルティングやセミナー、情報商材、Web授業などを受けました。

そこから学んだのは、

「コンサルやセミナーを座って話を聞いているだけで、成功するはずがない」

という、ものすごく基本的なものでした。

立派な部屋でコンサルを受けたり、上等なスーツを着た講師のセミナーに参加すると、一流になったり、成功するように錯覚することはできますが、実際に成功する人は、もともと「成功する資質」を持っている人に限ります。


結果を出すことを約束していないコンサルティング会社に対しては、「これは楽な商売だな」と思いました。

成功報酬方式の会社と、コンサルタント料だけを取る会社とでは、クオリティが違いました。

一方的に話をする会社のコンサルティングの内容は、お客様は何も知らないだろうというような見下し感をもっているところもあります。

事前に聞き取り調査もしないで、一方的に話す会社では、

「そんなことは、とっくに調べて検討してある」

という、ひどいレベルのものもありました。

それでも、数十万円の料金を取っている会社も、珍しくありません。
私はどの会社でも「ビジネスを知らない私には、とても分かりやすい内容で、素晴らしいコンサルをありがというござました」と絶賛しますが。「こりゃダメだ」な会社へ、正直に感想を伝える必要はありません。

どうしても受けるのなら、成功報酬タイプのコンサルティング、事前の聞き取りがしっかりしている会社がいいと思います。

いま、自分がコンサルをしていますが、事前に詳しい聞き取りをしないで、しかも異業種(コンサルティング会社ではない)の仕事を、どうやって成功させるんだろうと疑問だらけです。

顔が、あまり良い表情ではない人が多かったです。

ふと見せる表情が、ギラギラしていました。


セミナーで、借金した方がいい、リスクを負った方がいいと教われば、その通りにしてみました。

その結果、

「借金しようが、リスクを背負おうが、その人の知能や資質以上の成功はない」

と分かりました。

むしろ、資産があって、才能がある人以外は、借金してはいけません。

借金しても、すぐに返済できるような仕事が見つかる能力を持つ人は、すでに現在の仕事で成功しています。

リスクを背負ってまで、何かをやらなければいけないことに対しては、その人に適性はありません。

過去に在籍していた、1万人の塾生が在籍する経営塾では、無借金経営を徹底するように教わりました。

その背景には、

「始める前に、借金しなければいけないような、適性のないことはやるな。それよりも、向いていることが他にあるだろう」

という、真っ当なセオリーが隠れていそうです。

その人に向いていることは、自然と、お金も、投資したい人も集まってきます。

そうでないことに、他力を利用してまで力を入れるのは、

「向いていないことをしている」

と考えるのが自然です。


数十万円する情報商材もやりましたが、

「巷で1500円で売っている成功法則本と、ほぼ変わりがない」

という感想を持ちました。

高額な「勉強もの」に共通しているのは、「高額なお金を出して頑張っている自分」という気分を売っているということです。

高額だから成果が出やすいかというと、そうでもありません。

私は脳科学や生物学(遺伝関係)、心理学の本も好きなので、よく読みますが、「価格」と「成功率」の関連性についてのエビデンスは、どの本からも見つけていません。

成功する人は、数十万円を支払わなくても成功するというのが、私の所感です。

実際に、お友達の事業家さんは、誰ひとり、セミナーにも、情報商材にも手を出していません。

銀行に借金もしていません。

「仲間と仕事を作っているうちに、投資家さんに出会い、時代に乗って成功する」

このパターンが圧倒的に多いです。

「セミナーや情報商材で成功しました」と公言している人は、自分たちが商材を販売しています。

そんな「だから買ってね」なトリックでも、引っかかる人はいます。


相談業の怖いところは、お客様が依存体質になることです。

儲けたい主催者からすれば、お客様が依存してくれればくれるほど儲かります。

そのために、個人的な接触を増やし、囲い込みをします。

セミナーで握手して体に触れたり、下の名前を呼び捨てにしたりするのは、そのためのテクニックです。

お客様が女性の場合、男性講師は、最初は親密にして、その後は少し距離を置くと、

「なぜ冷たくなったのだろう。また優しくしてもらうには、たくさん購入しなければ」

と女性客からの課金がアップします。

愛情に飢えている寂しい女性、日常で不満を抱えている女性は、あっという間に依存的になっていきます。

恋愛における「執着を育てる方法」、恋愛回路を作る手法と同じです。

男性のお客様の場合は、仲間意識を強めるために、講師と同じ持ち物を購入させ、同じ体験をするように勧めます。

ネズミ講や宗教団体にハマらせていく手法も、これらと同じです。


講師を「師匠」と呼ばせるセミナー、商材業者も多いですね。

私よりも年下の講師から「師匠を超えることはできません」と言われた時は、思わず失笑しましたが、彼は別のセミナーで学んだ手法をそのまま使っていることが、彼が影響を受けたというA講師のセミナーに行って判明しました。

その講師は、そのまた別のB講師から、同じ手法を学んでいることも、B講師のセミナーを受けて知りました。
疑問を持ったら追求します。

密接な関係をアピールすることで、お客様の帰属意識を育てます。

料金を高額にして、個人的なサービスを増やすことで、富裕層の常連客を作ります。

ですが、「アーティストを育てる」ということを心底から考えると、依存はダメです。

自立しないと、一流になれないどころか、これからの社会で、まともな仕事をしていけません。

お金を払いさえすれば、立派そうな人が助けてくれる(でも本当はそれらしいことを言うだけで助けていない)環境で、優れた才能や知能は育ちません。


長くなりましたが、いろいろやってみて、今のコンサルの形ができました。

ただいま満席で、1月に数名だけ、プライベートでセッションを受け付けます。

予約だけで満席です。

外部では募集しないので、宣伝はありません。

2月は、1月に募集した方のセッションに集中するので、たぶん募集しません。

事前の調査はしっかりやりますし、1ヶ月に何件もはできません。

アート関連の相談業は、本気でやると、私の場合は1ヶ月に5件が限度です。

結果を出さなくて良いのなら、もっとこなせるでしょうが、それは幸せな仕事ではありませんし、尊敬される仕事にもなりません。

お金を稼げる仕事は誰でもできますが、尊敬される仕事を目指すことが、アーティストとしての幸せに繋がるように思います。


やってきた仕事は顔に出ます。

グレーな仕事をしている人たちは、大手の経営塾で尊敬した人たちにはいない、どこか胡散臭い顔の人が多かったです。

着るものや時計は、はるかに立派でしたが。

良い経験をしました。


コンサル受けるよりも、この本を読もう!何回読んでも、参考になります。線だらけになってきました。