京都御所南 Gallery ICHIHARU アートお喋り空間

教養は一流の人脈をつくる。京都のアーティストが超一流の人生から学んだ、実学の教養空間。

読んだ本は履歴書になる。

こんにちは。
毬紗です。


多くの本を読めば、「読書家」になれるのではないと感じます。

最近では、漫画も読書に入るそうです。

私も漫画は好きですが、「読書」した本には換算していません。


本物の「読書家」と呼ばれる人は、一言で「読書」と言っても、

「2種類の読書がある」

と知っています。

1、その本だけを楽しむ読書。

2、哲学や宗教、歴史や専門知識など、他の本の知識があることを前提に書かれた本を楽しむ読書。

自己啓発本にライトノベル、一般的な小説、簡単なビジネス書などは、1です。

2は、古典や「読みつぐべき良書」と呼ばれるものに多いですね。


読む本で、知能が変わると感じます。

いっとき、調査のために、自己啓発系の本を大量に読みました。

そのときに、これまで読んでいた学術書が、これまで以上に難解に感じるようになりました。

1回読んだだけでは、スッと頭に入ってこないのです。

脳が、短くて平易な文章に慣れてしまい、長い文章を読む知力が衰えました。

「これはマズい」と、学術書を集中的に読んでいたら、元に戻りました。


様々な本を読んでいると、会話の中に出てくる言い回しや言葉で、

「あ、この人もあの本を読んだのだ」

と気づきます。

「青春時代に岩波文庫を制覇した」

「みすず書房好き」

そう聞いただけで、「友達になれそう」と思います。

美術書でも、学派によって画家の名前の呼び方も違います。

どの説を採用するのかも違います。

ですので、少し会話をしていると、どんな美術書を愛読しているのかが分かってしまいます。

私の「須賀敦子好き」も、時々ダンテを読んでいて、フェリーニが好きで、ルネサンス美術が専門だったとなると、さもありなんな傾向です。

お互いに、相手の趣味や知力が分かるので、読む本というのは、オープンにしている履歴書か、テストの答案のような気がします。