京都御所南 Gallery ICHIHARU アートお喋り空間

教養は一流の人脈をつくる。京都のアーティストが超一流の人生から学んだ、実学の教養空間。

本物の一流の人は、好きなことしかしないから力まない。

こんにちは。
毬紗です。


娘とおしゃべりすると、彼女のホンワカした雰囲気に、心が和みます。

研究や、カレッジの学生の授業を教えることで、相当にハードなはずですが、いつも余裕があるように見えます。

「好きなことしか、やってないから」

小さな頃からの、彼女の生き方です。

字が読めるようになって、365日、読書や勉強していましたが、

「頑張ってやっています」

ではなくて、

「勉強しないと、落ち着かない」

という理由でした。

幼稚園の頃は、「勉強ばかりしすぎると、怒られると思った」と、親に隠れて「算数ドリル」をしていたことも。

「この子は、本当に勉強が好きなんだ」と確信しました。


富豪の友達も、やはり同じようなホンワカした雰囲気を持っています。

力んでいません。

柔らかい空気に包まれています。

やはり、好きなことを追求して、世界的な成功者になられました。

「自分の道を極めて、一流になっている人は、力む生き方はしないのだ」

と感心します。

彼らの共通点は、一気に成功するのではなく、緩やかな上昇をして、自分の思う通りの結果を得ていることです。

成功を「狙って」いないのです。

ある人は、

「この仕事では儲からない、成功しないと言われても、やっているよ。子供の頃から、こういうことが好きだから。やっていることは同じだよ」

とおっしゃっていました。


一方で、アートの仕事でも、有名人に「あなたには才能があるよ」と勧められて始めたのはいいものの、

「思ったほど儲からないから、アートの仕事をやめます」

という人も、結構います。

アーティストを目指す人に対して、「やめた方がいい」という先生はいません。

アートに関わる人が増えるメリットもあります。

自分のファンも味方も作りたい。

少しでも良いところがあれば、

「描くために生まれたんだよ」

「才能があるよ。続けなさい」

と励まします。

ただし、本人が「心の底から、アートが好き」でなければ、どれほど良いところがあっても、続きません。

この違いが、圧倒的な差になると感じます。


好きな仕事をしていると、力むことはありません。

心が解放され、目の前の仕事に没頭できます。

一方で、人目を気にして、自分を良く見せようとすると、ピリピリします。

成功法則にしばられていると、

「〜は、やってはいけない」

「〜なときは、こうしなければいけない」

と行動を制限する緊張感が高まり、ストレスがかかります。

そのストレスが、周囲の人に伝染します。

家族や仕事、グループでの、人間関係の問題は、個々の好みを重視するよりも、

「より良いものを目指す」

「今よりも高みを目指す」

という、一見素晴らしい目標に突き進んでいるために起こることもあります。


「成功するために」していることではなく、「心の底から好きなこと」をしていることが、本物の一流への、最低条件のように思えます。

その多くは「幼い頃からやっていること」です。

私も、36時間ぶっ通しで絵を描いても、1日に10冊ほど本を読んでも、頑張っている気になりません。

「好きなことばかりしてる」と思います。

したくて、たまらないのです。

なので、「私は徹夜で描いています。ものすごい努力をしています」と聞くと、

「もしかして、この人は、アートの仕事が好きではないのかもしれない」

と思います。

多くの人は、ゲームや好きなことをする時間は、努力とは表現しません。

「私、頑張っています」とアピールをしたいときは、好きなことをしていないストレスがかかっていそうです。


美しい文章を書く練習に、須賀敦子さんの写経(本を書き写すこと)は効きます。