こんにちは。
毬紗です。
作品の価格を、相談されます。
大抵は、安すぎる人が多いのですが、なかには、
「そのキャリアで、そんな高額な値段をつけるの?!」
と驚く人もいます。
高すぎる価格をつけるのは、やめましょう。
分不相応の価格をつけることの怖さは、売れないことではありません。
「いただきすぎる」というツケを、どこかで払わなければいけないことです。
私の知り合いに、相場よりも高額なセミナーを開催していた人がいました。
内容は、自己啓発本の寄せ集めです。
それでも、今よりも成功したくてたまらない、藁にもすがりたい人が集まってきます。
数年間ほどは、ぼろ儲けでした。
その人は、
「ほかの人は、値段のつけ方が分かっていない。高額な方が、ありがたく思えるんだよ」
と自信満々でした。
ですが、ある事件をキッカケに、ものすごい災難が次々とその人を襲っていきました。
本人だけなら自業自得ですが、家族や友達にも及んでいきます。
心理学や脳科学を勉強した方は、子供や親の「歪み」が、家族にも及ぶことは理解できると思います。
価格を下げすぎたり、高くつけすぎたりするときは、現実を検討する能力が下がっているときです。
評価を正しく見極めるには、思い込みや、1人の意見を盲信するのではなく、複数の知人や家族の評価を取り入れます。
それでも、「家族に不幸が襲ってもいいから、大儲けしたい」という人がいますね。
ですが、華やかに見える世界の裏側を見てきて、やった分以上のものを手にする怖さは、身に染みています。
怖すぎて、詳細は書けません。
分相応とは、やった分だけを、頂戴することです。
投資で成功している人が、長く安泰であるときは、それだけ勉強しているときです。
生まれつき恵まれている場合は、ご先祖様の努力の結果です。
やっていただいたことに感謝し、子供でなくても、次の世代へ財産を残すことに力を尽くします。
「分相応に生きることは、限りなく神様のご加護を受けること」と感じます。
私は大企業を経営する器ではありませんが、お客様との話題レベルを合わせるために、経営の本は必読です。
本日の読書。
— 宮毬紗 (@miya_marisa) 2018年10月29日
○ハロルド・ジェニーン、アルヴィン・モスコー著、田中融二訳『プロフェッショナルマネジャー 58四半紀連続増益の男』プレジデント社(回数不明)
○鷲見洋一『『百科全書』と世界図絵』岩波書店