京都御所南 Gallery ICHIHARU アートお喋り空間

教養は一流の人脈をつくる。京都のアーティストが超一流の人生から学んだ、実学の教養空間。

特別鑑賞会「千總と東本願寺 御装束師の姿」に参加しました。

こんにちは。
毬紗です。


千總さんの、特別鑑賞会に参加していました。
event.kyoto-np.co.jp


東本願寺の内事部出仕でいらっしゃる山口昭彦先生の、

「皆様、ごきげんよう

という公家言葉のご挨拶から始まった講演は、非常に勉強になりました。

講演のテーマは「千總と東本願寺 御装束師の姿」です。

五摂家(摂政・関白を出す家柄。近衛家鷹司家一条家二条家九条家)とつながりの深い東本願寺では、内では公家の文化が継承されてきました。

ですので言葉は、公家言葉を使われているそうです。


千總さんの全身である「千切屋」は、皇族が入寺する宮門跡や、摂家の子弟が入寺する摂家門跡などを顧客として、有職故実(ゆうそくこじつ)に基づいた、品格のある法衣を調進されていました。

会場には、仏壇を荘厳する「三角打敷(さんかくうちしき)」の下絵も展示してありました。

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こちらのリンクより転載しました。
ギャラリー展「東本願寺の打敷」開催中!! | 東本願寺

荘厳(しょうごん)とは、仏教用語です。

仏像や仏殿を美しく飾ることを言います。

下絵は、明治時代に活躍した京都の日本画家・今尾景年(いまおけいねん)です。

贅沢です。


そして、法衣礼服(らいふく。天皇陛下がお召しになる服)の紋様など、有職(ゆうそく)文化について、伺いました。

有職の定義を、山口先生のレジュメから引用します。

有職とは、武家故実に対して公家の儀式、行事のみならず、装束、調度、雅楽、料理、菓子、扇、和歌、人形など、衣食住全般にわたる知識教養ないし法式規範であり、日本の伝統文化の基礎であるといえる。


有職を学ぶと、日本文化の基礎が学べますね。

私は、この辞典を買いました。

*日本文化に関わる仕事をしている方にはおすすめです。


実演で、法服(法裳ほうも)の着付けも見せていただきました。

宮中の装束色目を担う衣紋道(えもんどう)の、山科家高倉家の、山科流です。

襟首の後ろが三角形に立ち上がる「僧綱襟(そうごうえり)」を着付けていく様子を、初めて拝見しました。

平安時代の足袋「襪(しとうず)」を、二股になった足袋が使われるようになっても、宮中の女性が好んでいた理由が、可愛らしかったです。

「指先が割れているのは、豚みたいでイヤ」

わかります。

女子は、一度そう思ってしまうと、気になるのです。


明治天皇がお使いになられた「おしとね」も展示されていました。

正確には「(お)しとね(座布団)」です。

公家言葉は「お」をつけます。

雅やかな色彩で、すぐ近くで拝見できて、感激でした。


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