京都御所南 Gallery ICHIHARU アートお喋り空間

教養は一流の人脈をつくる。京都のアーティストが超一流の人生から学んだ、実学の教養空間。

ルネサンスの芸術系数学男子、つながりました。

こんにちは。
毬紗です。


『バランスシートで読み解く世界経済史』日経BP社を読みました。


複式簿記の父と呼ばれる、フィレンツェの近郊で生まれた数学者・ルカ・パチョーリ(1445 - 1517)の話がメインです。

でも芸術家の名前も、ちらほらと。


パチョーリは、プロト・ルネサンス絵画を代表する画家・ピエロ・デッラ・フランチェスカ(1412 - 1492)から数学を教わったとか。
*ただし、直接教わったという記録はありません。ピエロの著書から学んだ可能性があります。
ピエロは数学幾何学に精通しており、

1、ローマ数字ではなく、アラビア数字を使った「アバッコ」数学を論じた『算術論』。

2、数学を絵画に応用した『遠近法論』。

3、すべての形態を5種類の三次元状に分類しようと試みた『五正多面体論』。

といった、高度な数学の著書を3冊残しています。

遠近法には、幾何学を使います。


さらには、ルネサンス時代に『建築論』『絵画論』を著した人文学者・レオン・バッティスタ・アルベルティ(1404 - 1472)からも、ローマにおいて、数学を学んでいます。

アルベルティは、すごい人なのです。

どれほどかといえば、歴史家のヤーコプ・ブルクハルトは、アルベルティを、

「有史以来の、万能の天才」

と評しています。

なんて贅沢な。


パチョーリの芸術家との交流は、まだ続きます。

あのレオナルド・ダ・ヴィンチ(1452 - 1519)に数学を教えていました。

1499年の第二次イタリア戦争の際には、弟子やパチョーリとともに、ミラノ公国からヴェネツィアへ避難しています。

親密だったそうで、恋愛関係だったのではないかとの噂もありました。

芸術系数学男子、つながりました。