京都御所南 Gallery ICHIHARU アートお喋り空間

教養は一流の人脈をつくる。京都のアーティストが超一流の人生から学んだ、実学の教養空間。

芸術家も、普通にお母さんやってます。

こんにちは。
毬紗です。


展覧会を一緒に開催する、長谷川幾与さんも、山名しおりさんも、まだ手のかかる時期のお子さんがいらっしゃいます。

芸術家でもあり、お母さんでもあります。


エキセントリックなイメージの、女性芸術家の売り出し方は、わたしは好きではありません。

わたし自身が、子供の受験や、夫と共働きをする難しさのなかで、

「芸術家だからと、育児や生活を、なおざりにしていいわけではない」

と鍛えられたことに、感謝しているからです。

制作を支えてくれているのは、家族です。


集中したいときに、子供の授乳時間が重なることは、多々ありました。

締め切り前にかぎって、夫と子供が、インフルエンザにかかったり。

最初はイライラしました。

「静かにしてほしい」

「大事な仕事をしているのだから、気遣ってほしい」

「中断させないでほしい」

「邪魔をしないで」

ですが、制作と主婦業とを両立をするなかで、

「静かな場所でなくても、芸術への集中力は保てる」

「すべては自分次第だ」

「環境が整わないと、本当にいい作品を作れないのか」

と気づきました。

子供とおしゃべりをしながら描いた作品は、展覧会で受賞しました。

カレーを煮込んだり、洗濯機を回しながらの制作は、生活の喜びに満ちて、どんなに時間がないときでも、入選を繰り返しました。


彼女たちも、堅実な暮らしのなかで、芸術家の力量も、精神も、磨き上げています。

恵まれた制作環境だけが、優れた作品を生むわけではありません。

家庭の幸せも、芸術家としての幸せも、両方を手にしてもらえるよう、わたしもバックアップしていきます。