京都御所南 Gallery ICHIHARU アートお喋り空間

教養は一流の人脈をつくる。京都のアーティストが超一流の人生から学んだ、実学の教養空間。

「僊」の意味を知って、日本画家・土田麦僊を知る。

こんにちは。
毬紗です。


禅語の暗記をしています。

ほぼ毎日、Twitterにメモって、意味を調べ、暗唱しています。
一緒に覚えましょう!

今日は「僊」の字の意味を知りました。

簡易体では「仙」です。

僊はすなわち、仙人のことです。


僊の文字は、大正から昭和初期京都の画壇で活躍した、日本画家・土田麦僊(つちだばくせん。生没1887−1936。新潟県出身)の名前で、知っていました。

「麦僊」は雅号です。

雅号とは、画家のペンネームです。

竹内栖鳳」「横山大観」「東山魁夷」、すべて名前は雅号になっています。

麦僊の本名は「金二」。

おそらく、雅号に「麦」という素朴な穀物と、仙人の「僊」を使うことで、世俗を超越した、清浄な境地を表現したと想像しています。


多くの画家は、画業への思いを、雅号にのせます。

例えば、東山魁夷の本名は「新吉」です。

新吉は、内向的で、神経質な自分には足りない力強さを、「魁夷」という雅号に託しました。

「魁」も「夷」も、新しいものに突き進むエネルギーのある文字です。


ただし、師匠から雅号を拝受することもあります。

上村松園の雅号は、竹内栖鳳が授けたもの。

同じく、栖鳳の弟子だった麦僊は、栖鳳から雅号を授かった可能性があります。

あとで調べますね。


ちなみに、僊を使った言葉、「上僊(上仙)」の意味は、こちらです。

1、天にのぼって仙人になること。
2、仙人のうち、一番上位のもの。
3、帝王・貴人の死を敬っていう語。

熟語も一緒に覚えると、暗記しやすいですね。


禅語を学ぶことで、日本画の理解にも繋がっていくのが楽しいです。