京都御所南 Gallery ICHIHARU アートお喋り空間

教養は一流の人脈をつくる。京都のアーティストが超一流の人生から学んだ、実学の教養空間。

額縁を選ぶ経験。

こんにちは。
毬紗です。


作品に合った額縁をつけるのは、案外と難しいのです。

私は額縁屋さんにお任せしています。

プロの目で、作品に合った額縁とマットなどを、選んでもらいます。

作品に合った額縁に入れると、作品が3割り増しに見えますね。


逆に、合わない額縁に入れると、どうなるか。

作品が下手に見えるのです。

5割引、下手をすると7割引ほどになります。


そういう時は、「作品が額縁に負けている」のです。

主役の作品よりも、額縁のほうが洗練されています。

おのずと額縁が目立ちます。

例えていえば、「高校生が立派なヴィトンを持っている」ような状態です。

豪華な額をつけると、作品も立派に見えるわけではないのですよ。

不相応なものをつけると、良いものが悪目立ちします。

優れた仕事で有名な、老舗の額縁屋さんで額縁の仮合わせをするときは、

「作品が、額負けしませんように」

と緊張します。



現代アートでは、額縁に入れない作品も多くあります。

作品の見え方に影響が少ない、クリアボックスも増えました。

必然的に、作品を額縁に合わせる経験をしない作家さんが、多くなりました。

時代の流れなのですが、寂しくもあります。